あの大雪から 一週間たちました
積雪は17cmでしたが 降った雪は18cmでした
雪の重さで 1cm分圧縮されたようです
長崎地方気象台のHPに 災害時気象資料として
「平成28年1月23日から25日にかけての長崎県の大雪と低温について」が
発表されました それによると
長崎市南山手町では、24日22時に17cmの積雪を観測し、
1967年1月17日に観測した15cmを更新し観測史上1位の値となった。
更に、24日の降雪の深さ日合計値は18cmを観測し、同じく観測史上1位を更新した
と書かれています
長崎市南山手町は 長崎地方気象台がある場所です
最深積雪の統計開始は 1906年
降雪の深さ日合計の統計開始は 1953年です
発表されている1月24日のデーターをグラフにしました
17時までは 降雪の合計と積雪は 同じ値でしたが
18時からは 積雪が1cm沈み
23時からは さらに1cm沈んでいます
南山手に海洋気象台(現・長崎地方気象台)が 建てられる前は
どんの山の頂上にあった長崎測候所で 気象観測が行われていました
昨日 どんの山へ行き その後 南山手で積雪計を見てきました
2016’01/30 08h42m
どんの山頂上周辺は 現在「どんの山公園」になっています
08h43m
1949年(昭和24)まで この場所にあった長崎測候所で 気象観測を行っていました
08h43m
測候所の遺構などは ないですが
石垣が 当時のまま残されているようです
08h45m
反対側の階段を下りると 午砲台があります
08h45m
08h46m
「どんの山」の由来の大砲です
08h52m
頂上から見た 北西方向です
青い屋根が海星高校 赤い屋根が活水女子大学です
長崎測候所は 1878年(明治11)に 日本初の測候所として
どんの山の中腹に建てられましたが 海星の新校舎建設により
観測に支障があるとして 1898年(明治31) どんの山山頂に移転しました
08h59m
どんの山の中腹です 以前は 北大浦小学校のプールがありましたが
大浦の小学校3校の統合により 解体され平地になっていました
そして 去年 元町の新しい公民館が建てられました
その右に白い装置があります
08h59m
地震計です
地震速報などで 「元町」が出たら この地震計の観測値です
09h04m
さらに下ると 長崎測候所が はじめに建っていたところです
09h06m
昔の地図から おそらく右の駐車場付近にあったのではないかと思われます
次に 南山手へ行きました
09h33m
南山手の積雪計です
レーザー光の反射で 積雪を計るようです
09h33m
09h38m
奥が 長崎地方気象台 背景は鍋冠山です
左には グラバー園があります